画像はCS進出を決めてブースターとともに喜ぶカイル・ミリングヘッドコーチ

 

B1第36節GAME1(5月4日14:05tip off’、広島サンプラザホール)

広島ドラゴンフライズ 69–59島根スサノオマジック
1Q: 9-14
2Q: 25-10
3Q: 15-18
4Q: 20-17

【スターター】広島:アイザイア・マーフィー、中村拓人、ドウェイン・エバンス、ニック・メイヨ、山崎稜

琉球:アレン・ダーラム、岸本隆一、今村佳太 、小野寺祥太 、ジャック・クーリー

 

広島ドラゴンフライズ主なボックススコア
点は得点・本は3Pシュート成功数・Rはリバウンド数、Aはアシスト数、%はフィールドゴール(2Pシュート+3Pシュート)成功率、出場時間、名前(背番号順)

0点、0本、3R、0A、0・0%、17:05/アイザイア・マーフィー
6点、2本、1R、0A、66・7%、17:24/船生誠也
11点、0本、8R、6A、28・6%、26:21/ケリー・ブラックシアー・ジュニア
8点、2本、3R、2A、75・0%、18:22/上澤俊喜
14点、3本、2R、2A、55・6%、:22:36/中村拓人
2点、0本、4R、6A、33・3%、20:33/ドウェイン・エバンス
4点、0本、6R、1A、33・3%、23:42/河田チリジ
20点、2本、5R、0A、53・8%、33:06/ニック・メイヨ
4点、1本、1R、0A、16・7%、20:51/山崎稜

 

西地区3位でワイルドカードでのCS(チャンピオンシップ)2季連続出場を目指す(注・B1リーグCS出場は東・中・西地区上位2チームと、その6チームを除く全体の1、2位チーム)広島ドラゴンフライズはこの日、最終節を迎えた。

 

CS出場へのワイルドカード争いが混とんとしていた中、一気の4連勝で自力でのCS切符ゲットへ、西地区首位の琉球ゴールデンキングスをホームの広島サンプラザホールに迎えての大一番!堅守と全員が各自の役割をきっちりと果たす”らしさ全開”の40分をまっとうして、69ー59でロースコアで4568人満員御礼のアリーナに歓喜の時をもたらした。

 

前年王者相手に第1クォーター後手に回っても第2クォーターで強烈に巻き返し!大事な10分間で9得点をねじ込んだ成長著しい2年目(ルーキーシーズン)の中村拓人の勝負強さが光る。

 

エースガードの寺嶋良が長期離脱する中で、上澤俊喜、アイザイア・マーフィーらでその穴を埋め、この日も20得点のニック・メイヨら広島でバスケの歴史を築いてきた面々が粘り強くコンスタントに戦い抜い抜いて最初のゴールに到達した。

 

クラブ設立10シーズン目の挑戦はCSの舞台に移るが、あす5日のレギュラーシーズンラストゲーム後には朝山正悟の引退セレモニーが開催される。

 

「朝さんと少しでも長くコートに立つために…」

 

5月の広島を熱くするドラマティックな戦いは、広島バスケの風景を街の中に広げながらB1の頂点目指して加速する。

 

琉球ゴールデンキングス・桶谷大HC
出だしは悪くなかったと思う。セカンドユニットでスリービッグになった第2Qのところで点差をつけられ、そこを貯金とされてこのようなゲームになった。CSに向かうために、明日はしっかり勝利してレギュラーシーズンを締めくくりたい。

広島ドラゴンフライズ・カイル・ミリングHC
CS出場、やりました。選手たちとスタッフ全員を称えたいと率直に思う。この数ヶ月間、大変な努力を毎日して、自分たちを信じて戦い続けてきた。今日の応援のように、広島のブースターは本当に一番だと思う。明日は、朝山選手にとっても大事な試合。私たちも全力で戦っていきたいと思う。

同・朝山正悟
最高でしたね。自分たちが勝利して、この土日でCS出場を決めたいという思いで、この一週間準備をしてきた。先週の島根戦やその前の試合でも、本当に神がかったような試合展開ができていた。ブースターや応援してくださる皆さんの熱量がそのまま選手に伝わり、結果に繋がっていると思う。いよいよ明日の試合が最後。CSに進んでも、ここにはもう戻ることができない。自分にとって、このチームにとって、今シーズン最後のホームゲーム。色々な想いをしっかりとぶつけたい。

同・中村拓人
今日の試合は、40分間通して本当に僕たちのやりたいディフェンスができたことが勝利に繋がった。後半少し追い上げられて苦しい時間もあったが、そこをしっかりとディフェンスの部分で我慢してやれたことが、勝利につながったと思う。また、少しでも長く朝山選手と一緒にバスケをしたいという気持ちがチームの中でも強くなり、今日の結果にもなったと思う。CSに向けて、まず明日の試合が大事。ワイルドカード上位で進めるよう、明日も勝って、しっかり繋げられるように頑張っていきたい。