現在、在宅勤務している人の割合はどの程度か。コクヨ(大阪市)が調査結果を発表し「現在在宅勤務を行うことがある」と回答した人の割合は50.7%だった。

 一方「過去に在宅勤務を行っていたが、現在はしていない」と回答した人は49.3%で、そのうち職場が在宅勤務を認めている人の割合は28.2%、認めていない人の割合は71.8%だった。

 職場が在宅勤務を認めていない人のうち、在宅勤務を望んでいる人は25.2%。在宅勤務を望んでいない人(30.8%)と比較して、少数派だった。

●在宅勤務のメリット、デメリット

 在宅勤務のメリットとして最も回答が集まったのは「通勤時間がないこと」(41%)。「上司や同僚とのコミュニケーションの機会が少なくなる」(15%)、「作業に集中できる」(14%)が続いた。

 在宅勤務のデメリットの1位は「運動不足になる」(17%)。2位は「上司や同僚とのコミュニケーションの機会が減る」(15%)、3位は「仕事とプライベートとのメリハリがなくなってしまう」(14%)。

 働く場所の好みについて「職場」と「自宅」では前者が64%、後者が36%だった。また、仕事の進め方では「チームワーク」(41%)よりも「個人ワーク」(59%)を好む人の方が多かった。

 2月27日〜3月2日にインターネットで調査した。対象者は、現在仕事をしている20〜50代の794人。