円滑な職場でのコミュニケーションが求められている中、江戸川区役所では新入職員の団結を強めようと、先輩職員が工夫を凝らした「入区式」を企画しました。

木村キャスター:「開放感あふれるこの競技場で江戸川区の新入職員154人が集まりました。社会人の第一歩となる入区式ということで、皆さん緊張と希望が入り混じったような表情です」

これまで江戸川区では「入区式」を区の施設の中で開いてきましたが、新生活への不安もある新入職員のため、初めて開放感のある屋外で開きました。

新入職員代表:「江戸川区の発展のために、私たちは江戸川区の職員として初心を忘れずに、これからもさらなる発展に貢献できるよう尽力いたします」

新入職員が新生活の初日を笑顔で迎えられるよう今回の式典を企画したのが、3年目を迎えた若手の先輩職員たちです。

先輩職員:「私たち3年目の職員たちはまだコロナ禍での入区してきたものたちなので、思ったように同期の職員達と交流会が図れなかった。交流会を通して仲良くこれから仕事をしていく仲間と、交流を深めていただければなと」

コロナ禍で職員となった5人が、去年8月から式典内容の検討を進め、入場曲を人気ゲームのテーマ曲にするなど、若手ならではの柔軟な発想でプロデュースしました。新入職員の団結を強めるために実施されたのが、「謎解きゲーム」です。

木村キャスター:「出会って間もないですが、話し合いながら一つの回答を導き出していきます」

5人が1つのチームとなり、力を合わせて答えを導き出す謎解きゲームですが、面と向かって話す機会がほとんど無かったメンバー同士、遠慮し合ってしまい、なかなか答えにたどり着きません。それでも、時間が経つごとに会話が増えていきます。

木村キャスター:「いいですね皆さん、コミュニケーションが自然になってきましたよね。笑顔も増えてきました」

そして互いに協力し、無事に回答を導き出すことができました。

新入職員:「どんな方がいるのか不安が大きかったけど、こういう風にみんなで楽しく取り組んで、結構いろいろな人とも話せて良かったなど思いました。また仕事にも活かしていきたい」「一人一人今日会ったばかりなので、一つのことを目標に団結していくことによって、信頼関係や協力する気持ちとか仕事がしやすくなるのかなと思うので、とても大事な経験だなと思いました。嬉しいです」