劇作家、演出家の三谷幸喜氏(62)は4日夜、TBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)に出演し、栃木県那須町で夫婦の焼けた遺体が見つかった事件をめぐり死体損壊容疑で逮捕された元俳優若山耀人(きらと)容疑者(20)の「肩書」について、言及した。

三谷氏は、番組内で発表された「ニュースワードランキング」の結果を受け、番組MCの同局の安住紳一郎アナウンサー(50)に「気になるニュース」を問われ、若山容疑者に言及。「『大河ドラマ俳優』って、よく言うじゃないですか。大河ドラマに出た人が何か事件を起こしたら大河ドラマ俳優逮捕、みたいになる。『大河ドラマ俳優』という言い方が、引っかかっていたのですが…」とした上で「今回は、『大河ドラマ元俳優』になってるじゃないですか」と指摘。「そんな肩書はないし、大河ドラマに関わったことがある人間としては、ちょっと嫌だな。表記の仕方がね」と述べ、「大河ドラマ元俳優」という内容の表記の仕方に、異論を唱えた。

三谷氏はNHK大河ドラマ「新選組!」(2004年)、「真田丸」(2016年)、「鎌倉殿の13人」(2022年)で脚本を担当している。

一方、若山容疑者は、2014年の「軍師官兵衛」で黒田官兵衛の幼少時代を演じて注目された。

今回の事件で若山容疑者は、職業不詳姜光紀容疑者(20)とともに逮捕された。いずれも実行役とみられている。逮捕容疑は平山綾拳容疑者(25)や佐々木光容疑者(28)と共謀し、同月16日未明から早朝にかけ、会社役員宝島龍太郎さん(55)と妻幸子さん(56)の遺体に火を付けて焼損した疑い。