<プロボクシング:4団体統一スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京ドーム

4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)の防衛戦を、近未来のライバルが敵情視察に訪れた。WBO、IBFの同級1位サム・グッドマン(25=オーストラリア)が、ビッグエッグに来場していることを自身のX(旧ツイッター)で明らかにした。

井上尚はWBAスーパーとIBFで初、WBCとWBOで2度目の防衛を懸けて、元世界2階級制覇王者のWBC世界同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)の挑戦を受ける。

90年2月の元統一ヘビー級王者マイク・タイソン−ジェームス・ダグラス(ともに米国)戦以来34年ぶりとなる東京ドームでのボクシング興行。日本人初のメインイベンターを務める世紀の一戦に、グッドマンが堂々と姿を見せ、次のように投稿した。

「Inoue by KO between rounds 4−7. Watching and waiting I want next」

すなわち「4〜7ラウンドで井上がKO勝ちすると思って観戦する。次の相手として待っているよ」と、将来的な初対戦をにおわせつつ、ドーム内で撮影した写真を添えた。

グッドマンは今年3月に自国内で試合を行い、戦績を18勝8KOの無敗に伸ばしており、井上尚への挑戦者候補と目されている。