パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘休止や人質解放をめぐり、アメリカ政府高官が、仲介国エジプトで行われている交渉に、一定の進展があったとの見方を示していることが分かりました。

ロイター通信によりますと、アメリカ政府高官が、仲介国エジプトの首都カイロで行われている交渉に、一定の進展があったとの見方を示しているということです。また、ハマスの代表団が4日にカイロを訪れ、イスラエル側の提案に対する回答を提出する予定だとしています。

こうした中、CIA=アメリカ中央情報局のバーンズ長官も3日、カイロに到着し、エジプト、カタールと共に仲介しているイスラエルとハマスの間接交渉に臨んでいるものとみられています。

ハマスはイスラエル側の提案について、エジプトに対し「前向きに検討している」と伝えたとされていますが、恒久的な停戦以外は認めないという姿勢を崩していません。

一方、イスラエルのネタニヤフ首相も戦闘を続ける姿勢を崩しておらず、交渉が進展するかどうかは依然、不透明な情勢です。