玉野市は、広報誌掲載に関する補助事業で不適切な事務処理を行ったとして、担当の職員を停職1か月、管理監督職員3人を文書による訓告の処分としたことを発表しました。

処分を受けたのは、財政部の係長級の男性職員(34)と上司の職員3人です。

玉野市によりますと、昨年度、男性職員が「宝くじ公式サイトでのインターネット販売PR事業」で、申請手続きを怠ったことから、玉野市が公的団体からの補助金を受けられなくなりました。

その後、男性職員は、自ら作成した公的団体宛の納入通知書を使って自費で補助金相当額4万円を支払い、補助金が玉野市に歳入されたように装い、つじつま合わせのため上司や同僚へ虚偽の報告を行ったということです。

男性職員は、玉野市に対して「全額弁償したい」と申し出て、本日(30日)付で依願退職したということです。

玉野市は「今後は職員一人ひとりが自らを戒め、コンプライアンスの遵守等の適正な業務執行に向けて対策の推進、徹底を図り、再発防止に努める」と話しています。