入学式で農業に知識や技術習得に励むことを誓った新入生たち=佐賀市の県農業大学校

 佐賀県農業大学校の入学式がこのほど、佐賀市川副町の同校で開かれた。男性20人、女性8人の計28人の新入生が、講義や実習に励み、地域農業をリードする人材になる決意を新たにした。

 2年制の本科で27人、1年制の専科で1人が学ぶ。専攻は、本科の園芸農産課程で施設野菜7人、露地野菜・農産9人、果樹5人、花き2人で、畜産課程は4人。専科は花きに1人。寮生活をしながら、講義や専攻の実習に取り組む。

 竹下辰也校長が「社会人予備軍として規則、決まりを守り、将来の自分の姿や夢を描き、講義や実習に常に前向きになろう」と激励。入学生を代表して貞方実咲樹さん(18)が「立派な農業者、信頼される社会人になるため自覚と責任を持ち、知識や技術の習得に努めます」と宣誓した。

 在校生代表の中山晃成自治会長(19)が「寮生活を共にする友は同じ志を持っており、かけがえのない存在になるでしょう」と語り、歓迎した。(古賀真理子)