チェリストの原田哲男さん

 県内外のピアニストが研さんを積むグループ「シンフォニアひびき」(萩原洋子代表)が5月19日13時半から、佐賀市柳町の浪漫座でコンサート「クライネ・バウム」を開く。初めてピアノ以外の楽器を迎え、チェリストの原田哲男さん(福岡市)と共演する。

 土井珠栄さんはラフマニノフの2曲、喜多明子さんはフォーレの「エレジー」とカサドの「愛の言葉」でチェロとの二重奏を聞かせる。南里紫穂さん、萩原さんも共演に挑戦するほか、土井さんと上野美樹さんのソロ演奏もある。

 同会は2、3年に一度、大曲に挑むリサイタルを開催する。「クライネ−」は小曲を楽しませる演奏会で2年ぶり3回目。原田さんは仙台フィルハーモニー管弦楽団や九州交響楽団の首席チェロ奏者も務めた。

 萩原さんは「アンサンブルは互いの駆け引きが楽しくも難しい。素晴らしい共演者を迎え、きっと良い演奏会になる」と話す。チケットは1ドリンク付きで2000円。問い合わせは萩原さん、電話090(9074)3589。(花木芙美)