4月の「トレーで作るとりとヒコーキ」で講師を務める新川万里子さん(右)

 昨年7月から「佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館」の体験学習指導員として働く新川万里子さん。毎月科学をテーマに開催する体験学習を企画し、外部講師の手配や材料の準備などを担っています。自ら講師を務めることもあります。

 5月以降、「糸デンワどこまでつながる?」「モールス信号機をつくろう」「おりがみヒコーキを飛ばそう」と親子で楽しめる企画が続きます。実は文系で本が好きという新川さん。科学の本をたくさん読んで、企画を練ることが多いそうです。

 教えることに苦手意識はありますが、市立図書館や小学校での読み聞かせなどのボランティア活動や児童館で働いた経験が、子どもたちと接する時に役立っています。「体験学習を通して子どもたちが喜ぶ姿を見るのが楽しみなんです」と話しています。(地域リポーター・富崎喜代美=佐賀市)