旧社会党(現社民党)で参院議員を1期務めたほか、社会福祉法人の理事長として地域福祉の発展に尽力した岩本久人(いわもと・ひさと)氏が22日午後3時20分、病気のため自宅で死去した。81歳。社会福祉法人「みずうみ」の元理事長。

 浜田高校を経て1962年に島根県庁入りし、県職労の書記長、自治労中国地区連絡協議会の事務局長を務め、労働問題や人権、平和活動に取り組んだ。1979年、社会党から島根県議選(松江選挙区)に立候補し、連続3回当選した。

 無所属で出馬した89年の参院選で初当選して社会党入りし、1期務めた。95年の参院選で落選し、その後は民主党島根県連の幹部を務めた。