“リーゼント刑事”の愛称で知られる元刑事で犯罪評論家の秋山博康氏(63)が5日、TBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。栃木県那須町の河川敷で焼損した夫婦の遺体が見つかった事件についてコメントした。

 番組では、栃木県那須町の河川敷で焼損した夫婦の遺体が見つかった事件で、警視庁と栃木県警の合同捜査本部が1日に死体損壊容疑で住所不詳、元子役の若山耀人(きらと)容疑者(20)らを逮捕したことについて取り上げた。

 現在までに平山綾拳(25)、佐々木光(28)、姜光紀(20)、若山の4容疑者が逮捕されている。事件は佐々木容疑者が指示役で平山容疑者が仲介役、姜、若山両容疑者が実行役とみられている。

 本件について問われた秋山は「共犯事件というのは、本来信頼関係が大事」としつつ、「時代の流れによって変わってくる」と語った。「例えば昭和の共犯事件は、リーダーは親分肌」というが、「令和に入ったら『俺は名前も知らない。○○というアカウントの人に頼まれてやった』。だんだん時代によって共犯事件も変わってくる」と共犯事件にまつわる時代の変遷について語った。

 さらに「お金目的よりも夫婦の殺害そのものが目的の事件のように見える」と司会のお笑いコンビ「爆笑問題」太田光に問われた秋山氏は「それもありますが、やっぱり単なるけんかで殺人までは至らないので、利権に絡んだものが背景にあると思います」と“目先の金”というよりも権利が目的としてあると私見を述べた。