ベネズエラ、エクアドルを撃破

今月の代表マッチウィークではアメリカへ渡り、そこでベネズエラ代表、エクアドル代表との親善試合2連戦をおこなったイタリア代表。

ベネズエラには2-1、エクアドルには2-0で勝利を収めていて、今夏のEURO2024へ1つの弾みとなるだろう。

新たな試みとしては、代表監督ルチアーノ・スパレッティが[3-4-2-1]のシステムを選択していることか。ロベルト・マンチーニ体制で臨んだ前回のEURO2020は[4-3-3]をメインシステムに据えて頂点に立ったが、今夏のEURO2024は3バックがメインとなるかもしれない。

このシステムについてインテル所属MFニコロ・バレッラは、徐々にスパレッティのやり方が分かってきたと語る。

「システムは別として、これは新たなスタートだ。僕たちは監督がチームに求めていることを理解しつつあり、改善している。やるべきことはまだたくさんあるけど、選手たちで良いグループを作りつつあるよ」(伊『Rai Sport』より)。

今月の親善試合ではアタランタDFジョルジオ・スカルビーニ(20)、トッテナムDFデスティニー・ウドジェ(21)ら若い戦力にも出番を与えていて、攻撃的な左ウイングバックのウドジェは3バックのシステムに合っていると言える。

何よりバレッラ、ダビデ・フラッテシ、DFアレッサンドロ・バストーニ、マッテオ・ダルミアン、フェデリコ・ディマルコらセリエA首位を走るインテルから多くの選手が招集されていて、インテルも3バックを採用している。それも考えれば3バックの選択は正しいのだろう。