今季アーセナルに移籍し大活躍のライス

今季、デクラン・ライスはウェストハムからアーセナルに移籍し、素晴らしいパフォーマンスを披露している。加入1年目ながら、チームの心臓とも言える活躍を見せ、プレミアリーグで首位争いを演じるアーセナルの中心メンバーとしての地位を確固たるものとした。

そんなライスのアーセナルへの移籍にコメントしたのは、マンチェスター・シティに所属するイングランド代表DFカイル・ウォーカーだ。ウォーカーは元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンドのYouTubeチャンネル『Rio Ferdinand Presents VIBE With FIVE』に出演し、以下のように語った。

「デクラン(ライス)が今アーセナルにいるのはとても重要なことだ。ウェストハムで彼(ライス)が優れた選手ではなかったと言っているわけではない。ポゼッションベースのサッカーを知っていることが重要だ。特に2018年W杯で(キーラン・)トリッピアーが得点し、EURO(欧州選手権)ではルーク(・ショー)が得点したとき、我々は得点が早すぎてゲームをコントロールできなかった。今思うとこの2試合では、我々は得点し、勝っていたが、まだ相手陣内でプレイしていた」

ウォーカーは、ライスがアーセナルでプレイしていることの重要性を語り、2018年のW杯クロアチア戦と2021年のEURO決勝のイタリア戦を振り返った。両試合とも、イングランド代表は前半開始早々に先制したが、結果的に敗戦した。確かにウォーカーの言うように、試合をコントロールできる選手がイングランド代表の中盤にいれば、結果は違ったものになっていたかもしれない。

ライスは、ウォーカーが思うように試合をコントロール出来るか、EUROの開幕が楽しみだ。