F1第6戦のマイアミ・グランプリ(GP)は4日、フロリダ州マイアミで今季2度目のスプリントが行われ、RBの角田裕毅(23)は8位で1ポイントを獲得した。同僚のダニエル・リカルドは4位(5ポイント)に入り、RBはスプリントで計6ポイントを得た。

 5日の決勝に向けた公式予選では、角田は上位10台による3次予選(Q3)に進出して10番手となった。ポールポジション(PP)は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンで開幕から6戦連続となった。

 第5戦・中国GPのスプリントでは16位に終わり、公式予選でもQ1敗退となっていたが、巻き返しの兆しだ。

 角田はスプリントの結果について「まずはチームとダニエルを祝福したい。ただ、ルイス(・ハミルトン)とのバトルに最後は負けてしまった。もし彼がスプリントでペナルティーを受けなければ、僕は9番手だったはず。もっとうまくディフェンスできていれば、チェッカーフラッグのときに彼の前でゴールできたと思う」と振り返った。

 続けて「バトルに負けたのはドライバーとして悔しいけど、楽しかったし、そこから学べることもあった。ドライバーとして満足はしていないが、チームに恩返しができたこと、ポイントを獲得できたことはうれしい」と収穫も挙げた。

 また予選10番手には「トップ10でレースをスタートできてうれしい。予選は個人的にはベストではなかったけど、それでもQ3には進出できた。大きなミスはなかったけれど、全体的にはもっといいタイムを出せたはず」。レース内容には反省も口にした。決勝では好パフォーマンスを期待したいところだ。