2つめは「1週間以上の『長期滞在』をする旅行者が多い」ということです。

「長期滞在」になるほど、「日本の地方」が人気

【2】1週間以上の「長期滞在」をする

「滞在日数」を調べてみると、次のグラフのようになります。

1位は「1週間未満」だが、「1週間以上」の滞在者も約4割と、「長期滞在」を好む外国人旅行者の多さを示している(グラフ『日本一わかりやすい地方創生の教科書――全く新しい45の新手法&新常識』より)

1位は「1週間未満」が約5割ですが、2位は「1週間以上2週間未満」が38%、3位は「2週間以上4週間未満」が7%です。

つまり、2位と3位をあわせると「1週間以上の滞在者」が45%です。
国内旅行者に比べると、圧倒的に「長期滞在者が多い」ということがわかります。

【3】「富裕層」になるほど、長期滞在を好む

また、「訪日外国人旅行者の地方訪問意欲」を見ても、次のように富裕層ほど意欲が高いことがわかります。

アジア居住者も欧米豪居住者も、富裕層ほど地方訪問意欲が高い人が多い(グラフ『日本一わかりやすい地方創生の教科書――全く新しい45の新手法&新常識』より)

これは、地方においても一定の消費行動が期待されることを示しています。