島根県内最大の梨の産地である安来市で16日、小学生が二十世紀梨の交配作業を体験しました。

二十世紀梨の交配作業を体験したのは、安来市の荒島小学校の3年生30人です。学校近くの梨農家・板持浩二さんの畑を訪れ、梨の花に花粉をつける人工交配の作業を体験しました。
児童たちは、板持さんから「昔は人工授粉をしなくても虫がやってくれていたが、今は虫が少なくなったため、人の手を介する作業が必要になった」ことを聞いたあと、地域の人たちにも教わりながら、筆を使ってめしべに花粉をつけていきました。

児童
「楽しかったです」
「おいしくて皆が笑顔になるような梨になって欲しいです」

荒島小学校では、授業の一環で毎年3年生の児童が交配や袋掛けなどの作業を体験、地元で盛んな梨の栽培について学んでいます。
児童たちが交配した木には、150個から200個ほどの梨が実り、9月に収穫を迎えるということです。