かつて「キック・アンド・ラッシュ」と呼ばれたイングランドのサッカー。近年はもはや珍しいものになっているが、それでもサッカーにおいては空中戦に大きな重要性があることに変わりはない。

今回は『Football Faithful』から「今季のプレミアリーグで最も空中戦の勝利数が多い選手」をご紹介する。なお数値は4月24日段階のものなので注意。

オリヴァー・マクバーニー





所属クラブ:シェフィールド・ユナイテッド

空中戦勝利数:114回

今シーズンのシェフィールド・ユナイテッドは降格の危機に瀕しているが、その中で輝きを見せている選手の1人がスコットランド人FWのオリヴァー・マクバーニーだ。

彼は今季のプレミアリーグで6ゴールを決めており、クラブで2番目の得点数を誇り、自身のキャリアで最多記録を更新。そして空中戦においても114回もの勝利数を記録している。

カールトン・モリス





所属クラブ:ルートン・タウン

空中戦勝利数:118回

橋岡大樹が所属しているルートン・タウンも残留争いに巻き込まれているクラブ。昨季20ゴールを決めて昇格に貢献したカールトン・モリスも、まだ9ゴールと2桁に届かずにいる。

しかしその中でも空中戦においては有力な数字を残している。イリヤ・アデバヨとコンビを組んでいる彼は、数多くのロングボールに勝利して攻撃の起点になっていることがわかる。

ジェームズ・タルコウスキ





所属クラブ:エヴァートン

空中戦勝利数:127回

勝点剥奪処分を受けて残留争いに突入することになったエヴァートン。ピッチ外の問題が足かせとなり、選手たちのプレーにも影響を与えている状況だ。

その中でセンターバックを務めている31歳のジェームズ・タルコウスキはベテランらしく浮き沈みのないパフォーマンスを見せており、守備を支える存在だ。空中戦を127回勝利しているほか、シュートブロック数はプレミア1位。

フィルヒル・ファン・ダイク





所属クラブ:リヴァプール

空中戦勝利数:131回

フィルヒル・ファン・ダイクは昨季まで調子を落としていたが、今シーズンは最高レベルに近い水準まで力を戻している。

夏にヘンダーソンからキャプテンマークを引き継いだ彼は、今季リーグカップでの成功に導き、131回もの空中戦に勝利した。ユルゲン・クロップが去る来季も、彼は最終ラインの中心的な存在であり続けるだろう。

ドミニク・カルヴァート=ルウィン





所属クラブ:エヴァートン

空中戦勝利数:133回

おそらくかなり意外な名前であるはずだ。エヴァートンのストライカーとして活躍しているカルヴァート=ルウィンは、決してヘディング専門の選手というわけではないものの、圧倒的な空中戦の強さを誇っている。

まるでトランポリンに乗っているようなジャンプ力があり、高い身体能力と見事なポジショニングを備えている。マージーサイド・ダービーのライバルであるリヴァプールのファン・ダイクを超えて1位に。