本格的な大雨のシーズンを前に、福岡県久留米市で、水害を防ぐため、市民と企業などが協力して、排水路にたまった土などをかき出す作業を行いました。

19日朝、久留米市大橋町で行われたしゅんせつ作業には、地元の土木協同組合を中心に、市の職員や大学生のボランティアなど、およそ900人が参加しました。

市内では6年連続で記録的な大雨が降り、各地で家屋や農地などの浸水被害が相次ぎました。

こうした被害を防ぐため、筑後川に続く排水路で水を流れやすくしようと、参加者たちは、スコップや重機を使って、土砂や草木を取り除いていました。

◆原口市長
「しゅんせつをしたから全てが大丈夫ということではないので、レベル3以上になった時には、一度近くの避難所の方に、ぜひ避難をしていただきたいと思います」

市は、「引き続き防災を意識してほしい」としています。