5人組ガールズグループ「MOONCHILD」が24日、4月末をもって活動を終了することが分かった。所属する株式会社LDHジャパンの公式ホームページなどで発表した。

 LDHは「大切なお知らせ」として、「MOONCHILDは、4月末をもちましてグループ活動に区切りを付けることとなりましたのでご報告いたします」と伝えた。ØMI(CDL entertainment)プロデュースにより、「iCON Z 〜Dreams For Children〜」のオーディションを経て誕生たグループは、昨年5月にデビューしたばかりで、活動期間は約1年だった。「昨年末より、今後のグループとしての活動方針やそれぞれの人生について、メンバー・スタッフで何度も話し合いを重ねてきました。その結果、メンバー5人の意思を尊重し、それぞれ新たな道を歩んでいく結論に至りました」と協議の上での解散となることを明かした。

 今後については「ANRIとMIRANOは音楽・エンタテインメントを通して自身の夢を叶えるため、新たな未来へ向かって最善を尽くしていくため、引き続きCDLサポートのもと活動して参ります。RUANは引き続き療養を続けながら、LDHサポートのもと音楽制作活動に取り組んでいくこととなりました」とメンバーの中の3人はそれぞれ事務所のサポートを受けて活動すると説明。「UWAはエンタテインメントの世界でダンスを中心に自らの新たな可能性に挑戦するため、HANAは学業に専念するため、LDHを退社することとなりました」と、2人は退所することを伝えた。

 最後には「なお、今回の決断はアーティスト、そのご親族を含む関係者の意思を尊重し慎重に協議を重ねて出したものとなります。未成年のメンバーが含まれている点なども考慮し、くれぐれも憶測での発信や発言などはお控えいただきますよう、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます」と締めた。

 またプロデューサーを務めた「三代目J SOUL BROTHERS」のØMIこと登坂広臣もコメントを発表。「オーディション『iCON Z 〜Dreams For Children〜』のスタート、グループとしてのデビューから作品のプロデュースなど、僕自身もプロデューサーとして関わらせていただいていたMOONCHILDは、約1年という期間でしたがグループ活動に区切りを付けることになりました。MOONCHILDの活動期間中も将来のグループ像についてや、それぞれの人生についてなどをメンバー・スタッフと共に都度繰り返し話し合ってきました。その中で、このままグループ活動を続ける選択肢の他にも、それぞれがチャレンジしたいことなど、人生の選択を考える様になり、5人の意思を尊重する結論になりました。僕自身はプロデューサーとして、MOOONCHILDに寄り添えたのかについて、しっかりと見つめ直したいと思います。また、彼女たちには、一度きりの人生の中で今後も様々な選択をする時が訪れると思いますが、自分を信じ目指すべき道を歩んでいってほしいと思います」と思いを語った。

 MOONCHILDはØMIとHYBEの⽇本法⼈であるHYBELABELS JAPANとの初共同プロデュースによる5人組ガールズグループ。LDH史上最大規模で開催されたオーディション、「iCON Z 〜Dreams For Children〜」のガールズグループ部門の合格者5名で結成され、2023年5月に「DELICIOUS POISON」でメジャーデビュー。23年10月にリリースした楽曲「Friends Are For」はTVアニメ「七つの滞在 黙示録の四騎士」のエンディングテーマに起用された。

(よろず〜ニュース編集部)