ドイツ・デュッセルドルフ在住でフリーアナウンサーの小山瑶さんが、現地で暮らすからこそ得られるディープで旬な情報を教えてくれる連載。アナウンサーそしてジャーナリストとしての視点を交え、ドイツの情報をいろんな角度からお届け。今回はこれからドイツ旅行を考えている方に、現地に住む小山さんが太鼓判を押す、買って損なし! な大人気ドイツのお土産シリーズのドイツ土産第二弾をお届けします。 Frohe Ostern(復活祭おめでとう)! ドイツは3月下旬からイースター休暇に入りました。多くの人が2週間ほどの休みを取り、思い思いの時間を過ごします。私はというと1年ぶりに日本に一時帰国をしています。個人的な話になりますが、日本での結婚式を5月に控えていて、絶賛準備中。渡独前のコロナ禍に結婚式場を予約したわけですが、あっという間にドイツ生活がこの春で2年を迎え、いよいよ本番を控えています。楽しみと緊張の日本滞在ですが、引き続きドイツ情報をお送りしたいと思います。 そんな今回は、日本からドイツに旅行に行くかたや、私のように一時帰国する人にオススメしたい、ドイツのお土産をピックアップ。ぜひ参考にしていただければと思います。 ドイツのバス関連メーカー、クナイプ。どの商品も肌なじみがよく、全世界に多くのファンを持つブランドですが、日本未発売の商品があるんです。 まずは尿素入りボディーミルク。乾燥肌や敏感肌の方にオススメで、傷口に塗ると肌の再生を促してくれる効果も期待できるそう。日本ではバスソルトが有名ですが、クナイプの作るクリームも品質が良質でぜひ使ってみていただきたい商品のひとつです。ボトルに入っている3つは、バスミルク。これまでクナイプの商品はよくチェックしていましたが、この商品は初めて見ました。アルガンオイルとシアバターを使用した入浴剤で、使用感はしっとりでお風呂上がりもつやつやな肌が保てます。 左:写真尿素クリーム。約€8。 右:バスミルク。約€7。 これは、個人的にオススメしたいお土産第1位! ドイツで50年以上愛されているAJONA(アジョナ)の歯磨き粉は、芸能人や韓国アイドルグループBTSのジョングクも使っているそう。口内のバクテリアをたったの10秒で99%殺菌するという優れもので、研磨剤が他の歯磨き粉よりも多く入っているため、1回の使用料が少量で収まるという点でも◎。日本未発売なので日本の友人へのお土産にぴったりなんです! dmやrossmannなど、ドイツのドラッグストアで購入可。€1.75/1本。 こちらは最近全国的にも注目されているオーソモールのサプリメント。ドリンクと錠剤2錠がセットになっているタイプです。なかでもビタミン&ミネラルのセットは世界中で大人気。日本でも購入できるようになってきていますが、製造国であるドイツが最も安価で購入できます。さらに日本から来た場合は免税対象にもなるので、さらにお買い得に手に入れることができます。ドイツでは薬局でさまざまな種類が販売されていて、ビタミン&ミネラルのセット以外にも、男性用のアンチエイジングケア、薄毛対策、肌質改善等に有効なサプリメントもあるんです。 30本入りが€70、7本入りが€15。さまざまな種類がドイツでは販売されています。 ドイツにお住まいの方は誰もが知っているであろう大手ドラックストア、dmがオリジナルで発売しているシリーズ〈balea〉のアンチエイジングクリームQ10。なんとこのクリーム、効果はもちろんのこと値段が€2以下で購入できるというコスパ重視のコスメなんです。シミが薄くなるとドイツ人のあいだでも話題になっているクリームは、夜用や旅行に持っていけるミニサイズも生産しており大人気。実際に使うと、肌の色がワントーン上がったような気がして、伸びもよくしっかりと効果を感じるので一時帰国の際にミニサイズを大量買いして友人に配っています。 €1.95/1個 世界一の刃物の街とも言われている、ドイツのゾーリンゲン発祥のツヴィリングは、約300年の歴史を持つトップブランド。とくに包丁は切れ味や使い勝手のよさ、デザイン性などから世界中のシェフから信頼を集めています。ただ今回ご紹介するのは、包丁ではなくビューティアイテムに特化した〈ZWILLING BEAUTY〉シリーズの商品、ピンセットとミラーです。ピンセットは日本でも購入できますが、ライトミラーはなんと日本未発売! デザインもシンプルで、ライトも付いているため昼夜関係なく細部まで確認することができる優れもの。女性にプレゼントすると喜ばれること間違いありません。 〈ZWILLING BEAUTY〉シリーズは、ピンセットの他、爪やすり、ビューラー、カミソリ、爪切り、アイブローブラシなど、美容関連商品を多数展開。 ファルケは1895年に設立した伝統のある靴下メーカーで、ドイツで初めてストッキングの製造に成功した会社です。機能性を重視したモノづくりをしていて、人間工学に基づき、左右の足に合わせた左右非対称の作りのため、靴下にR(右足)とL(左足)の文字が編み込まれているのが特徴です。ドイツらしいシンプルな作りのため、男女問わずさまざまなファッションに合うと老若男女に愛されています。100%コットンの靴下は蒸れにくく、肌なじみがよいため人気な商品です。 バースデー用のギフトボックスをはじめとした、さまざまなギフトボックスがあります。1箱につき3 足入っていて、値段は€20ほど。 我が家でも使っているリサイクルコットンを使用したスポンジクロスは、吸水率が高く繰り返し使えるため、地球にもお財布にも優しいなんともドイツらしいキッチン用品です。家事をよくする主婦向けのお土産にぴったり! 値段も安価なうえ、洗濯可能で何度も使うことができるので一石二鳥とキッチンには欠かせないアイテムです。母にもプレゼントしましたが、かなり使いやすいと話していました。ドイツ国内の薬局やスーパーREWEで購入可能です。 5枚入りで€6.95。色は5色展開。 薬局に行くと、棚一列が全てサプリメントコーナーになっているほど健康意識が高いドイツでは、子ども用のビタミンタブレットや錠剤、シロップなど、さまざまな形で販売されています。見た目が可愛くて思わず手が伸びてしまうこの商品。体によし、見た目よし、安くてよし、いい所取りのタブレットもおすすめです。フルーティーなオレンジの味だそう。 20個入りタブレットは€0.85。 誰もが口にしたら止められなくなる中毒性のあるお菓子。日本未発売の商品、ヴェルタース オリジナルのポップコーンは、個人的にも大好きで買い溜めしてしまうほど。ヴェルタースは100年以上の歴史を持つ、ドイツの大手菓子メーカーです。日本ではキャラメルミルクのキャンディーやキャラメルで有名ですが、ドイツではさまざまな種類のスナック菓子が販売されています。なかでもキャラメルポップコーンが私のイチオシ。プレッツェル入りもあり、こちらもおすすめしたいひとつ。両方買って食べ比べしてみてはいかがでしょうか? €2.49/1個。クラシックとプレッツェル味の2種類あり。 北ドイツの都市ハンブルグのデリカデッセンの老舗店が製造しているL.W.C. ミヒェルゼンのキャンディス。日本でもカルディなどで販売されているそうですが、品数や種類の豊富さ、値段の安さからドイツで購入をオススメしたい商品。そもそもキャンディスとはドイツ語で氷砂糖のことを指します。ドイツでは紅茶に氷砂糖を入れて楽しむことが一般的で、ミフェルゼンのキャンディスが好まれることが多いそう。フレーバーは実に豊富で、チャイやローズ、ラムにバニラ、さらにはキャラメルまであり、ティータイムをより豊かにしてくれると大人気! 氷砂糖のシロップ漬けのほかに、色鮮やかなフレーバーシュガーもオススメです。日本の販売価格よりも半分の値段で購入できると人気を呼んでいます。 左:フレーバーシュガー €3.79/1個。 右:フレーバーキャンディス €3.49/1個。 ドイツのスーパーでよく目にする商品。マギーはスイスの食品会社、ネスレが販売するインスタントブランドです。日本でもよく見かけるクノールは、ドイツ発祥の食品会社です。スープの粉末やパスタソースの粉末、ソースやドレッシングの粉末などドイツのスーパーに行くとこの2大食品会社のインスタント商品が多く陳列されています。一袋€1前後で購入できるうえ、簡単に本格的な味を楽しめると大人気。日本ではクノールのコーンスープが有名ですが、実はドイツのスーパーにはコーンスープの粉末の展開はなく、商品によって国の違いを感じます。現地で購入する際にオススメしたいのは、白アスパラのスープ粉末と、ドイツのB級グルメであるカリーブルストの粉末です。 上:クノールのインスタントスープ粉末 €1.59/1袋。 下:マギーのインスタントスープ粉末 €2.3/1袋。 紅茶界の最高級ラインのロンネフェルト。最高級ホテルや有名リゾートなどで扱われているほど上質で伝統のある紅茶として世界中にファンを持つブランドです。去年200周年を迎え、長い歴史を誇ります。たくさんあるフレーバーのなかでも、ドイツの都市に合わせてブレンドされた紅茶がお土産として注目されています。私の住んでいるデュッセルドルフにはデュッセルドルフブレンドがあり、ブラックティーベースのものとフルーツティーベースの2種類、さらにはフランクフルトの店舗でもフランクフルトブレンドがあると聞きました。ドイツ国内にあるロンネフェルトの店舗でオリジナル商品があるかチェックしてみてくださいね。 100gの量り売りをしているので、お好みの量で購入することが可能です。パッケージも上品で、プレゼントにもぴったりです。 いかがだったでしょうか? 今回は日本未発売、未上陸、ドイツに行かなければ手に入れることができない商品を多く選んでみました。まだまだ紹介したい商品が目白押しなので、第三弾もまたご紹介できたらと思います! 日本は桜の便りが届き始めましたが、ドイツにも桜があり、花開いているところもあると聞きました。暗い気持ちになりがちなヨーロッパの、寒くて暗い季節が次第に終わり、涼しくて日照時間の長い最高なヨーロッパの夏が始まろうとしています。楽しみですね! Vielen dank! text : HARUKA KOYAMAフリーアナウンサー 小山瑶の海外生活 in Germany
Epi.31「現地に住んでるからこそおすすめしたいドイツ土産 part.2」
日本未発売! kneippの尿素クリームとバスミルク
コンパクトサイズの歯磨き粉、AJONA
ビタミン界のエルメス、Orthomol immun
ドイツの美容クリーム、dm balea Q10 TAGESCREME
性能抜群! キッチンブランド ZWILLINGが作るピンセットとライトミラー
ドイツ靴下メーカー FALKEのビジネスソックス
主婦目線でおすすめしたい台所用スポンジクロス
子どもの栄養に、dmのビタミンタブレット
一度食べたら止められないやめられない! Werther’s OriginalのCARAMEL POPCORN
ティータイムにちょっぴり贅沢を。L.W.C.MICHELSENのキャンディス
種類豊富・便利・簡単! maggi knorrのインスタント商品
現地でしか買うことができないドイツ紅茶メーカー Ronnefeldtのブレンドティー
ビタミン界のエルメス、ジョングクが愛用と噂の歯磨き粉もドイツ製。今、ドイツで買うべきお土産12選
オトナミューズウェブ 2024年03月27日 18時00分