お金は貯めたいけど細かい家計簿や、ちまちました節約は面倒ですよね。食費節約のために何でも手づくりするのも大変!

色んな節約術を試すも続かない…そんなズボラな人にぴったりなのが「やめること」なんです。

今回はシンプルな節約・コンパクトな暮らしを心がけた結果、年340万円貯蓄を達成したちぃこさんに「やめたら自然とお金が貯まるようになったこと」を3つ教えてもらいました。

【1】食材のちょこちょこ買いをやめた

わが家は週1回、食材をまとめ買いしています。お金が貯まらなかったときは冷蔵庫内の食材が半分以下になると不安になってしまい、追加でスーパーへ買い出しに行っていました。

そうすると買う予定のなかった食材やお惣菜、お菓子などを購入しまい、出費が増える原因に。

そこでむだな買い物をしないように乾物や缶詰、冷凍食品、レトルトなどを多めに常備するようにしました。そうすると「食べるものがなくなるかも」という不安が解消され、買う予定のないものを買わなくなりました。

今でも週の途中で買い足す食材はありますが、納豆やヨーグルトなど賞味期限の短い食品が中心です。

売り場の滞在時間を短くすれば、余計なものが目に入らなくなるので事前に買い物リストをつくっておき、リストどおりにささっと買うようにしています。

【2】ポイントカードをたくさん持つことをやめた

スーパーやドラッグストア、アパレルブランドなどの「そこでしか使えない」ポイントカードはすべて手放しました。

お金が貯まらなかったときはポイントアップデーだからと余計なものを買ってしまいがちでした。ポイントカードを手放したらポイントにつられることなく、本当に必要なものだけを買う習慣が身につきました。

「ポイントをもらえないのは損している」と思いがちですが、ポイントをもらえないからこそ「むだな出費は避けたい」と思うようになったんです。

結果的にポイントカードを手放したほうが貯金できるようになりました。

【3】収入を無理に増やそうとするのをやめた

「収入が増えればお金も自然と貯まる」と思っていましたが、わが家の場合は逆でした。私がフルタイムで働いていた時期は、ほぼ毎日残業で帰宅は21時過ぎなんてことも。

毎日家事をする余裕もなく食事は外食やお惣菜に頼ってしまったり、ストレス発散のために洋服や化粧品を衝動買いしてしまったりと出費が増える一方でした。

まずは暮らしを整えようと考え、夫の転勤のタイミングでフルタイム勤務をやめました。収入は減りましたが、その分危機感が強くなり家計管理に身が入るように。

家計簿をつけてむだな出費がないかチェックし、行動を変えることで共働きのときよりもお金が貯まるようになりました。

ちょっとの「意識改革」で貯め体質になれる!

お金を余計に使ってしまう原因の一つに「ないと不安」「損したくない」というネガティブな意識が関係しています。

また、ストレス発散でお金を使ってしまう人も要注意。
ストレス解消のために使ったお金は後で後悔することが多いです。

まずは「なくても平気」「本当にお得なのか」という考え方にチェンジし、お金を大切に使うように意識してみましょう。

■執筆/ちぃこさん…シンプルな節約・コンパクトな暮らしを心がけた結果、年340万円貯蓄を達成した節約主婦。日商簿記検定3級保持。

編集/サンキュ!編集部