気温が暖かくなって過ごしやすい気候になると、人だけでなく虫たちも活発に動き出します。そう、黒くてすばしっこい、あの虫……ゴキブリを見かけやすくなるのです。

そこで今回は、ゴキブリが出にくい家のつくり方をお片づけの観点から解説。教えてくれたのは、アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する家事代行スタッフです。

「何でも取っておく」傾向のある人は要注意!

ゴキブリが出にくい家をつくるには、片づけとお掃除が欠かせません。とくに「何でも取っておく」傾向のある人は要注意なのです。その理由と対策を3つお伝えします。

「一旦」「とりあえず」がゴキブリを呼ぶ!?

「何でも取っておく」と、必然的に物量が多くなります。たとえば、用が済んだものでも、「一旦」「とりあえず」で取っておくことはないでしょうか?もしその取っておいたものに汚れや水分、油分などが残っていると、そこにゴキブリが寄ってきてしまう可能性があるのです。

もし捨てるつもりでも「あとでまとめてゴミに出すから」と言って、しばらく食べかすや段ボールなどを溜め込むこともあるのではないでしょうか。

ゴキブリは、生ゴミを食べるだけでなく、段ボールに卵を産んだり潜んでいたりすることもあります。ですから、ゴミの回収日を逃すことなく、こまめにゴミを出すようにしましょう。

ゴミでなくても長期間の放置はNG!

「何でも取っておく」と、結局使わないものがどんどん増えていくことになります。日々実際に使うものって、じつは少ないので、多くのものが長期間放置されることになります。

すると放置されたものが、ゴキブリにとって居心地のよい住処(すみか)になることがあるのです。

ですから、ときどき整理整頓しながら、ものを動かすことが必要です。ゴキブリは暗くて湿気のある場所を好みます。ものを長年放置しておくと、暗くて湿気のある環境をゴキブリに提供することにつながります。

使わないものは減らし、部屋の風通しをよくして、ゴキブリが住み着かないような環境にしていきましょう。

何でも取っておくと掃除が行き届かず……

「何でも取っておく」と、結局その周辺を掃除することが大変な作業になってしまいます。大変なので掃除したくない、掃除できない、ということになりがちです。

すると当然、ホコリや髪の毛や、あらゆる汚れが溜まっていきますよね。ゴキブリは、ホコリや髪の毛などのゴミも、エサにしてしまうたくましい生き物。掃除をしないでいると、ゴキブリにエサを大量に与えることになります。

使わなくなったものはスピード感をもって家から出し、掃除をしてゴミやホコリを取り除くようにしましょう。

■教えてくれたのは・・・
カジタク
家事の宅配「カジタク」。安心のイオングループとして、家事代行以外にも、プロの整理収納プラン「片付け名人」や、日頃お掃除できないところをプロにお任せする「ハウスクリーニング」など、これまで約70万件の家事サービスを提供。「カジタク」はアクティア株式会社が提供する家事代行サービスのブランドです。

構成/サンキュ!編集部