家計簿をつける、レシートを見直してムダ買いがないかをチェックする、買いだめをしすぎない……などお金を貯めるのに役立つことはいろいろありますが、お財布の管理もそのひとつ。

じつは、貯め上手さんのお財布の扱い方には、いくつかの共通点があるのです。

1,000万円貯めた人の「お財布習慣」について全国の主婦を取材してお金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが解説します。

お財布習慣その1:お財布がヨレてない

貯めている人が新品のお財布を使っているというわけはありません。お財布を大切に扱うので、長く使用していても、型崩れしてヨレヨレになることはありません。

カバンの中に入れっぱなしとか、そこら辺にポイ置きすることがなく、外から帰ったらカバンから財布を出して、いつも決まった場所に置きます。お財布を大事に扱うのは、お金を大事にすることにつながります。

お財布習慣その2:お財布が太っていない

1,000万円貯めた人のお財布は、レシートでパンパンということはありません。

買いものをしたその日のうちに、お財布からレシートを出して、それを見ながら家計簿や家計簿アプリに使ったお金をメモします。レシートが財布の中にたまっているのは、使ったお金をチェックしていない証拠です。

お財布習慣その3:今、いくら入っているかを把握している

「今、お財布にお金がいくら入っていますか?」と聞かれて、即答できる人はお金が貯まっている人。お金を使ったら家計簿などに記録して金額を確認するので、お財布の残金が自然と頭にインプットされています。

今どきはキャッシュレス決済が多くなっていますが、その場合でもアプリで使った金額をマメにチェックするのが貯まる人の習慣です。

お財布習慣その4: 使わないポイントカードは入っていない

お金を貯めている人は、普段、使わないショップのポイントカードは財布に入れておきません。

そのお店に行く予定があるときだけお財布に入れるか、カード入れを別に用意しています。ポイントカードは、よく行くお店のものだけにしぼり込んだほうがポイントが効率よく貯まります。

またクーポン券がたまっているのは、使いこなせていない証拠。使用期限を確認して、期限切れになる前に使いましょう。

お財布習慣その5:お守りなど「マイラッキーアイテム」が入っている

貯めている人の財布はスッキリしてスリム。余計な物は入れないのが基本ですが、自分にとってのラッキーアイテムを入れているケースがよくあります。

たとえば「大吉」のおみくじ、金運のシンボルといわれているヘビのミニフィギュア、お金が「帰る」にちなんでカエルの小さなアイテム……など。縁起ものを入れて金運とお金を貯めるテンションを上げています。

まとめ

1,000万円貯めた人はお財布を大事に扱います。それはお金を大事にすることにつながるから。帰宅したらカバンからお財布を出して、中からレシートを取り出しましょう。お財布を家計管理の“相棒”として大切に扱うのが、1,000万円貯めた人のお財布習慣です。

■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。

構成/サンキュ!編集部