「面倒」「大変」「しんどい」などと思われがちなお掃除に、「窓掃除」があります。しかしそう感じてしまうのは、あなたの間違ったお掃除習慣が原因かもしれません。そこで、窓掃除のNG習慣を、クリンネスト2級認定講師の中里愛子さんに教えていただきました。

窓掃除のNG習慣1.水拭きから始める

窓掃除を水拭きから始めていませんか?

窓には、砂やほこりなど乾燥した汚れが表面に付着しています。乾拭きや掃除機、ブラシなどで簡単に落とせる汚れです。それにもかかわらず、水分を加えてしまっては砂は泥になり、ほこりは貼りついて、やっかいな汚れへと進行してしまいます。水は乾いた汚れを取り除いた後、残った汚れを取り除くときに使うようにしましょう。

窓掃除のNG習慣2.年末にする

窓掃除を、年末の大掃除のタイミングでされるかたも多いのではないでしょうか?そんな寒い時期では辛くて大変なのは当然のことです。

窓掃除は、気候による身体的影響が大きい掃除です。年末にこだわらず、暑くも寒くもないすごしやすい季節を選ぶとよいでしょう。また花粉症のかたは、その季節を避けるよう計画的に行いましょう。

窓掃除のNG習慣3.ぼろ布を使う

古くなったタオルやTシャツを切って雑巾にしていませんか?使い捨てるには便利な古布ですが、広範囲の窓掃除には不向きです。

とくにはさみで切った布は、その切れ端から糸くずが落ちたり毛羽が舞ったりと、余計な仕事を増やしてしまいます。しっかりとした雑巾を使うことで作業効率は上がり、結果早く仕上げることができます。また、マイクロファイバーのような高機能クロスを使えば、さらに簡単に美しく仕上げることができるでしょう。

窓掃除は、「正しいお掃除法」「タイミング」「道具」が重要です。また、一気に窓掃除を仕上げるのがむずかしいかたは「今日はサッシだけ掃除機をかけよう」「今日は内側だけ拭こう」など、日常のお掃除にほんの少しだけ窓掃除を取り入れてみてください。小まめにすることで汚れの進行が抑えられ、いざしっかりお掃除をするときも格段にラクになっているはずです。

■執筆/中里愛子…介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019年に「片付けサポートおうちPLUS」を起業。現在は、整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし、片づけサポートのほか、資格認定講師としても活動。

構成/サンキュ!編集部