【WWE】レッスルマニア 2024(4月7日・日本時間8日/フィラデルフィア)

 毎回卑怯な勝ち方にブーイングが殺到するお騒がせYouTuberレスラーが、WWEスーパースター2人と真っ向勝負。「漁夫の利」ながら見事な勝利を収めた。規格外の身体能力と跳躍力を発揮したフィニッシャーに解説者も「現代最高の使い手」と賞賛。「ジャンプ力すご」「やっぱり天才」など騒然となった。

【画像】お騒がせYouTuber、衝撃の身体能力

 WWEの年間最大イベント「レッスルマニア」DAY2で、US王者のローガン・ポールが、ケビン・オーエンズ、ランディ・オートンとタイトルをかけたトリプルスレッド戦で対決。WWE屈指の実力者2人を手玉に取り、最後はオーエンズからピンフォールを奪い防衛に成功した。

 試合は予想どおり、抗争を続けてきたオーエンズ&オートンによる壮絶な“かわいがり”が展開される。しかし 「ローガンをシメる」ことが目的だった両者もフォールを取った方がUS王者になるという魅力的な報酬に目が眩んだか、ベルトを巡り争いを始めた。

 互いに躊躇はあるが、結局殴り合いを始めた両者に、ローガンがロープ越しから前方転回しながらクローズラインを決め2人同時に制裁。さらにトップロープから、オーエンズのお株を奪う美しい姿勢からのスワントーンボム、その勢いを活かしたミリタリープレスの連続攻撃。
 
  並外れたフィジカルにファンからも「センスのかたまり」「普通に上手い」「本当に天才」の声。

 試合は当初予想されていたオーエンズとオートンの共闘とはいかず三つ巴戦に、試合後半にはローガンがオートンとオーエンズに次々とブラスナックル・パンチを放つが、手負いのオートンが「RKO」をローガンに放ち逆転。しかし、リング下にいた謎のドリンク型マスコット(中身はローガンの仲間のラッパー)が介入して危機を回避する。

 敗戦を免れたローガンは、リング下で死んだふり。姿をくらまして体力を温存。リング内で攻防を繰り広げるオートンがオーエンズにポップアップRKOを放つと、背後からローガンが忍び寄りオートンをリング下に排除し、倒れ込んでいるオーエンズにフロッグスプラッシュを炸裂、横からくすねるような狡猾な勝利で防衛した。

 とんでもない跳躍力のフロッグスプラッシュにファンからは「高けえ!」「これはお見事」「やっぱ天才」「普通に上手すぎる」の声、余りにも手際のいい勝ちっぷりに解説の堀江ガンツも「ただズル賢いだけじゃない、最後のフロッグスプラッシュの高さ…」とコメント。実況の清野茂樹アナウンサーも「キャリア2年の男がランディ・オートンとケビン・オーエンズを下すという…」と驚きを隠せない様子。
 
 リプレイでローガンの高さ、180度の見事な開脚、落下の姿勢と100点満点の“誇張がすぎる”フロッグスプラッシュを目にしたゲスト解説の古坂大魔王は「ザコシショウ並ですね…」と舌を巻くと、堀江も「現代最高の使い手」と絶賛した。(ABEMA/WWE『レッスルマニア』)