4月6日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対オリックス・バファローズの一戦で、オリックスの新戦力・吉田輝星が登板。2奪三振を奪う好投で1回をピシャリと抑えてチームの勝利に貢献し、野球ファンの間で話題となっている。

【映像】エグすぎる剛速球…吉田輝星の投球シーン

5-1、オリックス4点のリードで迎えたこの試合の8回裏、好投した先発のエスピノーザの後を受ける形で、2番手としてマウンドに上がった吉田は、まずこの回先頭の1番・愛斗を力強いストレート2球でショートゴロに仕留めると、続く2番・ポランコに対しては、140km/台のストレートを3球続けてカウント1-2と追い込むと、最後は外角低め、ボールゾーンへと沈み込む133km/hのフォークで空振り三振に。そして3番・上田希由翔へは、110km/h台の遅いカーブを2球続けてカウント0-2とすると、最後はほぼど真ん中、146km/hのストレートに、上田は反応することもできず、見逃し三振に。4点差のあるマウンドではあったものの、全9球、ロッテの反撃ムードを断ち切る好投で、チームの勝利に貢献することとなった。

北海道日本ハムファイターズからの移籍後、徐々に頭角を現し、開幕後も勝ちパターンの中に組み込まれるようになった吉田のこうした投球について、野球解説者の五十嵐亮太氏は、4月12日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)の中で「9球(で三者凡退)ってなるとストライクで勝負してるということ。球数が少ないということは状態がいいんですよ、どんどんどんどん勝負してるので。やっぱチームが変わってね、ストライクゾーンで勝負できているというのもあるんですけど、何かいいキッカケになったのかもしれないですね」とコメント。また、この日の好投を受けてネット上の野球ファンからは「あの日見た吉田輝星が帰ってきた」「オリで魔改造されてる」「オリックスに入って急速爆伸びみたいな選手はよくみた気がするけど制球もここまで上げれるのオリックスのコーチ陣化け物だな」「成長してて泣いてる」「俺たちの見たかった吉田輝星がここに居る 頑張れ吉田輝星」といった様々な反響が巻き起こっている。

(ABEMA『バズ!パ・リーグ』