日本サッカー協会は5月24日、記者会見を開いてFIFAワールドカップ2026アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選に臨む日本代表メンバーを発表した。

【映像】伊東純也の状況説明をする森保監督(18:03〜)

 6月6日にアウェーでミャンマー代表(トゥウンナ・スタジアム)、6月11日にホームでシリア代表(エディオンピースウイング広島)と戦う2連戦に向けて、日本代表の森保一監督は26人を招集。しかし、復帰が取り沙汰されたFW伊東純也(スタッド・ランス)は、またも選外となった。

 伊東は一部週刊誌報道を受けて今年1〜2月のアジアカップでチームを途中離脱し、3月のワールドカップ予選も招集外に。ただ、所属クラブのスタッド・ランスでは試合出場を続けており、2023-2024シーズンは最終的に3ゴール・7アシスト(リーグアン4位タイ)・19決定機創出(リーグアン最多)を記録した。5月に入ってからもスタッド・ブレスト戦(5月9日)のピンポイントクロスによる超絶アシストが話題になるなど、好調を維持している。

 会見で伊東に関する質問を受けた森保監督は、「結論から言えば、私が知る限り3月から状況が変わっていない。その時と同じく彼を守るために招集しなかった」とコメントし、次のように続けた。

「スタッド・ランスでのプレーは日頃から確認していて、日本代表の中で戦力になってくれると思っている。ただ、3月と同じで、日本代表に呼べば彼にプレッシャーがかかる、彼が大切にしている人にたちに色んな影響が出ると思い、招集を控えさせてもらいました」

 さらに森保監督は、「これまで日本代表で実績を残してくれていますし、コンディションさえ良ければ、クラブで結果を残していれば、日本代表にいつ入ってきても機能してくれる選手だと思っている。彼と彼が大切にしている人たちが落ち着いて過ごすことができる環境になれば、招集させていただこうと今は思っています」と語った。

「イナズマ」の愛称を持つ快速ウイングの日本代表復帰は、もうしばらく先になりそうだ。

(ABEMA NEWS)