【ヨーロッパリーグ】アタランタ 3−0 レヴァークーゼン(日本時間5月23日/アビバ・スタジアム)

 最強軍団についにその瞬間がきてしまった。レヴァークーゼンがアタランタとのヨーロッパリーグ決勝で0−3の大敗し、52試合ぶりの敗戦。それでも監督のシャビ・アロンソが表彰台に上がる直前、敵将ジャン・ピエロ・ガスペリーニを讃える一幕をカメラが捉えた。これにはファンからも「負けてもこの対応素晴らしい」「熱い名将同士!」など称賛の声が上がった。

【映像】シャビ・アロンソの「人格者すぎる」振る舞い

 準優勝のレヴァークーゼンが表彰台へと上がる直前のことだった。レヴァークーゼンの指揮官シャビ・アロンソが、ゆっくりとアタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の元へと歩み寄ると、熱い握手を交わした。シャビ・アロンソは左手でガスペリーニ監督の頬に手を当てると、お互いに健闘を讃え合うように親密に話し込んだ。試合中とはうって代わり、優しい眼差しでガスペリーニを祝福すると、ゆっくりと表彰台へと進んだ。

 視聴者からは、「負けてもこの対応素晴らしい」「熱い名将同士!」「グッジョブって言ってた!!」「シャビ・アロンソは良い人やな」「人格者や」「名将同士!」など、悔しい大敗を喫しながら相手を祝福するシャビ・アロンソ監督の姿に称賛の声が相次いだ。

 レヴァークーゼンは今シーズン、ブンデスリーガ34試合で28勝6分0敗の無敗優勝。2位シュツットガルトとの勝ち点差を17とし、他を寄せ付けない圧巻の強さでブンデスリーガ初制覇を成し遂げた。しかもEL、DFBポカールと併せて51試合連続無敗という脅威の記録を、シャビ・アロンソ監督はなんと就任から2年で達成してしまった。

 EL決勝で敗れて連続無敗記録こそ途絶えたものの、5月26日のDFBポカール決勝は優勝してブンデスリーガとの二冠を達成。シャビ・アロンソ監督率いる2023-2024シーズンのレヴァークーゼンは、後世まで長く語り継がれる伝説チームとなるはずだ。

(ABEMA/WOWSPO/ヨーロッパリーグ)

【映像】シャビ・アロンソの「人格者すぎる」振る舞い