4月24日、24年ぶりにリニューアルされた『SHIBUYA TSUTAYA』がお披露目された。渋谷の新たなスポットとなる施設内には、日本が誇るサブカルチャーがずらりと並ぶ。店舗限定のキャラクター商品も展開され、いわゆる「推し活」をするファンの集いの場にもなる。

【映像】有名建築家が手掛けた公衆トイレ

 一方で、これまで行っていたCDやDVDのレンタルサービスは取り扱わず、若者や訪日客に人気の高いコンテンツを「体験」することに力を入れ、日本のコンテンツの発信拠点を目指す。

 同じ渋谷では一風変わった「体験型」のツアーも行われていた。外国人観光客がスマートフォン片手に入って行った場所は、公衆トイレだ。

 安藤忠雄氏や隈研吾氏といった、有名建築家が手掛けた個性的な公衆トイレがいくつも設置されている渋谷区。そこに目を付けた観光協会が、AIを活用した乗車サービスを展開する企業と手を組み、3月3月から外国人観光客を主なターゲットにトイレをぐるりと巡るツアーを始めた。

「トイレは『暗い』『汚い』『怖い』『くさい』って『4K』がある、というところからスタートしていて、これを払拭しようと始まった。トイレを見ながら渋谷の街も楽しんでいただきながら、駅周辺だけではない渋谷区を楽しんでもらえるツアーを組みました」(渋谷区観光協会・西祐美子さん)

 ツアーの値段は1人4950円。参加した外国人の反応はどうだろうか。

「私がこれまでいたフランスやアメリカとは違って、東京のトイレは幸せな気持ちになることができます。どれも驚くほど清潔でとても安全で、しかも、ひとつひとつが違う。訪れるたびに新しい発見があります」(フランスからの観光客)

 コロナ前を上回る、過去最多の外国人観光客が訪れている日本。こうした「体験型」の広がりが、さらに人を呼び込むかもしれない。(『ABEMAヒルズ』より)