アメリカ国務省は2023年の人権に関する報告書を発表し、イスラエルとイスラム組織ハマスの紛争が、人権に対して深刻な懸念を引き起こしていると指摘しています。

【映像】ガザでの戦闘 戦争犯罪の可能性も

 22日に発表された人権に関する年次報告書の中ではガザでの戦闘に関して、イスラエル軍の攻撃で民間人が犠牲になることや、ハマスが民間人を人間の盾にすることは戦争犯罪の可能性があると指摘されています。

 また、戦闘が始まった2023年10月7日以降、刑務所内のパレスチナ人が拷問や残虐で非人間的な扱いを受けているとする人権団体の懸念も指摘しています。

 また、ブリンケン国務長官は22日の会見で人権侵害や戦争法違反について、報告書に基づき多くの調査が進んでいると述べたうえで、イスラエルも調査の過程にあると明らかにしました。(ANNニュース)