【AFP=時事】両脚が不自由なトニー・ハジェル君は先週、カミラ王妃から招待され、バッキンガム宮殿でのプライベートティーパーティーに出席した。宮殿報道室が1日、写真を公開した。

 生後間もない時期に、生みの親からの虐待で両脚の切断を余儀なくされたハジェル君は、自身の脚の治療に当たったエベリナ・ロンドン小児病院のために寄付を募り、2020年6月に義足で10キロを歩く挑戦を行った。挑戦では、180万ポンド(約3億7000万円)を集めた。

 挑戦については、新型コロナウイルスと最前線で闘う医療従事者らのために寄付を募り自宅の庭を歩行器を使って100回歩くことに挑戦したトム・ムーアさんに触発されたという。

 宮殿でのプライベートティーパーティーには、ハジェル君の他、脳腫瘍を患うライラ・オドノバンさんも出席した。2人は、5月8日に開催された公式のティーパーティーに出席する予定だったが、それぞれの理由で欠席を余儀なくされていた。 【翻訳編集】AFPBB News