「ザ・プレーヤーズ選手権」が終了した翌日の現地時間18日(月)、PGAツアーの選手理事会とサウジアラビア系ファンド、PIFのヤシル・アルルマヤン会長との“会合”が開かれると理事のメンバーであるパトリック・キャントレー、ジョーダン・スピース(ともに米国)らが確認していたが、その会場が明らかになったようだ。


当初はプレーヤーズ選手権の会場、フロリダ州ポンテ・ベドラ・ビーチ近くの私邸で行われると情報が流れたが、“レーダーアトラス2”の『フライト追跡』によると関係者の“プライベートジェット機”が続々とバハマに到着していることが分かった。

アルルマヤン会長が代表を務めるサウジアラビアの国営石油・天然ガス社の “サウジ・アラムコ”が所有するジェット機は日曜の午後5時22分にバハマのナッソーに到着、アルルマヤン会長が乗っていたとみられる。同じ“サウジ・アラムコ”社が所有するプライベートジェット機は、昨年6月6日、PGAツアーとPIFとの統合が電撃的に発表されたニューヨークに降り立っている。アルルマヤン会長到着の約30分後にはタイガーの所有する船が約90分間、出航したことが確認された。

またPGAツアーのジェイ・モナハン会長が乗ったとみられる“ツアーエアー社”が所有するプライベートジェット機も月曜朝にバハマへ到着。そのPGAツアーに巨額の投資が決定している“ストラテジック・スポーツ・グループ”(SSG)のメンバーでフェンウェイ・スポーツグループの創設者の一人、ジョン・ヘンリー氏のジェットもバハマに到着したのち、再び離陸している。

バハマはタイガー・ウッズ(米国)が例年12月に自身がホストを務める「ヒーローワールドチャレンジ」を開催。どうやら会合は大会開催地のアルバニー・リゾートで行われるとみられ、タイガーも出席すると思われる。

“レーダーアトラス”はたびたびプライベートジェットの追跡をして公開。『X(旧Twitter)』のイーロン・マスク氏によって同アカウントは閉じられたが“レーダーアトラス2”を再び開設し情報公開をしている。(文・武川玲子=米国在住)


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