<シェブロン選手権 事前情報◇17日◇ザ・クラブ at カールトン・ウッズ(テキサス州)◇6889ヤード・パー72>

今年の海外女子メジャー初戦「シェブロン選手権」が現地時間の18日(木)から始まる。米ツアー通算2勝のアタヤ・ティティクル(タイ)はこのメジャーで自身初戦を迎える。


左手親指の腱の痛みによりしばらく競技から距離を置いていたティティクルがいよいよツアーへ復帰。「戻ってこられることができて嬉しい」と笑顔で会見に姿を現した。

休養中は「ゴルフが恋しくなった。どれだけプレーしたいと思っているかを思い出させてくれて、ボールを打ちたくなりました」とさらに”ゴルフ熱”が高まったようだ。そして「勝利に飢えている。自分のキャリアのすべてに飢えている」とケガがかえってティティクルのハングリー精神をかき立てた。

そして迎えるメジャー初戦、昨年は4位タイと好成績を収めている大会。「ここカールトン・ウッズは、常に挑戦的なコース。グリーンもしっかりしていて弾んでいる。でも、風は去年に比べて若干弱い気がする」と帝王ジャック・ニクラス(米国)が設計し、アンジュレーションがきつい仕上がりとなっているコースに警戒感を示すが、昨年ほど強い風は吹いていないとのことで、復帰戦の腕試しにはもってこいのようだ。

ティティクルの2024年シーズンはここから始まるが、今大会を迎えられるにあたって改めて喜びを口にした。「ただプレーできることが本当に嬉しいとい気持ち。それが私にとって最も重要なこと。結果がどうであれ、私はゴルフに戻れたのでそれを受け入れます」。

具体的な目標を掲げず、まずはプレーできる喜びを噛みしめること。それがティティクルにとって今は一番大事なのかもしれない。


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