ananwebで「結婚引き寄せ隊」の連載をしているかわむらあみりさん。35歳から婚活を始め、約1000人の男性と出会い、13歳歳下の夫を射止めた経験をもとに、自身初の著書『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』が発売されました。そこで、婚活をテーマにかわむらさんに特別インタビュー。どのように1000人の男性と出会ったのか、おすすめの出会い方、夫との出会い、心の持ちようなどについて教えてもらいました。

かわむらあみりさん初の著書『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』


ananweb「結婚引き寄せ隊」の連載でもお馴染みのライター、編集者のかわむらあみりさん自身初の著書『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』が発売されました。かわむらさんが婚活を始めた理由や体験談、運命の人と出会う方法など、婚活を成功するためのコツがたっぷりと詰まった1冊になっています。

ーーananwebで「結婚引き寄せ隊」の連載が始まったきっかけを教えてください。

かわむらさん 35歳で婚活を始めて、約1000人の男性と出会って結婚したと周囲に話したら「それって記事にした方がいいよ」と言っていただいて。編集者として情報発信する側でいるなら、女性に役に立つ情報も発信したいと思ったんです。

ーー35歳で婚活を始められたんですね。

かわむらさん 4年間本気で婚活をして、39歳のときに今の夫と結婚しました。40歳で出産し、現在は娘と3人で暮らしています。

このままでは後悔してしまうと、約1000人の男性と出会った


ーー30代からの婚活は、仕事が忙しかったり、年齢について考えてしまったりなど、なかなか踏み出せない人も多いと思います。かわむらさんが婚活を始めた理由を教えてください。

かわむらさん 35歳くらいになると周りの男性は結婚している人が多くなってくるので、出会いの数がぐんと減るんです。仕事は好きだったけれどこのままだと仕事ばかりの人生になってしまうと、あるときふと立ち止まることがありました。仕事の毎日もいいのですが、私の場合は「結婚したかったけどそのために何もしなかったな」と後悔するタイプだと感じて、婚活を始めました。婚活にかぎらずですが、やってみないとわからないことは多いですよね。でもやってみたら「あのとき、動いていたらどうなっていたんだろう」と後悔することはないなと思ったんです。

ーー約1000人の男性にお会いしたということですが、すべて自分から出会いを探したんですか?

かわむらさん ほぼ自分から探しました。もともと人見知りなのですが、知人に「紹介してほしい」と頼むことから始めて。もしやってみて合わなければやめればいいと思って、合コン、婚活サイト、婚活パーティー、結婚相談所の他にもあらゆることをしましたね。結婚相談所に関しては、“私に合う人としてどんな人を紹介してくれるのか”ということもすごく気になったんです。

ーーおすすめの出会い方があれば教えてください!

かわむらさん “自分が相手に何を求めているか”を先に把握しておく方が動きやすいと思います。趣味やフィーリングなどを重要視するなら合コンやマッチングアプリを活用するのもいいですし、お金を重要視するならハイスペックな男性が多く登録しているアプリを使ったり、高収入男性が参加する婚活パーティーに行ったり。ただ、スピード感をもって婚活したいなら、アプリで探すと結婚まで時間がかかってしまうかもしれない。自分にとって大事なことは何かを知っておくといいですよね。私の場合は、結婚相談所は身元がしっかりわかった上で紹介してもらえるからいいと思いましたが、全然お相手にときめかなくて…。そもそも相手にときめく必要はあるのか? と悩んだり。そうやって婚活についてたくさん考えているうちに、私は「子どもが欲しい」ことが最優先だと気づきましたし、徐々に相手にすべての条件を求めなくなりました。

出会いは“たこパ”!? 最初は夫のことをいいなと思わなかった


ーー今の夫とはどうやって出会ったんですか?

かわむらさん 約4年婚活をしていろいろな出会いの場所に行きましたが、今の夫とは、たこ焼きパーティで出会いました。婚活をしていることを知っている友人に、最終的に“たこパ”で出会ったと話すと、意外だと驚かれます(笑)。第一印象から今の夫のことを、いいなとは正直思っていなかったのですが、夫と初めて話したときに、パーンと映画のワンシーンのようにふたりで一緒にいる映像が見えたんです。最初はたこパにいた別の人の方がいいかなと思っていたくらいだったので、すごく不思議で。「なんでかな?」と気になって何度か会うようになりました。

ーーある意味、ビビッときたのかもしれないですね! 結婚まで進んだ経緯についてもぜひ教えてください。

かわむらさん 1月に出会って、その年の10月に入籍しました。ですが実は付き合い始めてからしばらくは、自分の年齢を言えなかったんです。30代で結婚したかったのですが、出会ったときはすでに39歳。けっこう本気で好きになってしまっていたので、自分より13歳も若いし、年齢を伝えたら振られるだろうなと不安で、どうしても言い出せなくて…。でもこのままじゃいけないと思い「結婚したいのでもう会いません」と年齢を伝えて一度お別れしました。でも、距離を置いてもやっぱり彼のことが気になってしまって、数か月後に声をかけたら、彼もすぐ受け入れてくれて。年齢のことや結婚に焦っていたことも理解して受け止めてくれたので、再度お付き合いすることになりました。実質的な交際期間は約半年です。そして、私の40歳になる誕生日の前日、39歳最後の日に入籍することができました。

ーーすごい! 有言実行ですね。結婚してよかったですか?

かわむらさん 今はいろいろな考え方がある時代ですが、私は結婚してよかったなと思います。自分を想ってくれる相手がいることはもちろん、自分が守りたいと思う人がいるってすごくいいことだなって。

疲れたら自分のペースで休んでいい


ーー婚活のモチベーションを保つコツがあったらぜひ知りたいです!

かわむらさん モチベーションを保とうとするほど疲れてしまうので、疲れたら休みつつでいいと思います。私の場合は、婚活に疲れたり落ち込んだら、占いや神社に行っていました。1人で出雲大社や伊勢神宮まで参拝しに行ったり、婚活リップを買ってみたり(笑)。「神社で頼んだから、そろそろ結婚できるだろう」と頼りすぎてはダメですが、婚活疲れの気分転換になるのでおすすめです。

ーー婚活をするなら早い方がいいですか?

かわむらさん 子どもが欲しいと思っているのであれば、早い方がいいとは思います。ですが今は、パートナーは作っても籍は入れなかったり、子どもを産まない選択肢だってありますし、年齢を重ねてからシニア婚活だってできるし、ひとりで充実することもできる。そのため一概に早い方がいいとは言えません。自分が生きづらくない生き方を選ぶのがいちばんだと思います。

ーー最後にananweb読者に、メッセージをお願いします!

かわむらさん もし結婚を考えているのであれば、自分ができる範囲から行動を始めてみるといいです。婚活1人目で結婚相手に出会えていたらよかったんですけど、私は出会えなかったので1000人以上に会いました。私は何の取り柄もなく仕事ばかりの毎日でも結婚できたので…、趣味など他のことも楽しみつつ、婚活も無理なく続けてみるのがいいと思います。

Information


『どうしても、結婚したかった。 1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』1540円
発行:東京ニュース通信社 発売:講談社

写真・園山友基 文・市岡彩香 ヘアメイク・佐藤トモコ