F1日本GP

 自動車レースのF1日本グランプリ(GP)は7日、三重・鈴鹿サーキットで決勝が行われ、予選10番手だった角田裕毅(RB)は10位入賞を果たした。日本GPでの日本人ドライバーの入賞は、2012年の小林可夢偉(3位)以来12年ぶりという快挙。今年から春開催となったレースには多くのファンが詰めかけて盛り上げたが、F1公式はある日本人ファンの“変身”ぶりに注目。海外ファンからも「アーティスト」「本物のファン」といった反響が寄せられている。

 一瞬の早業だった。現在のF1界を独走するレッドブルのジャージーを身にまとい、同じくレッドブルのチームデザインが施された山笠風の帽子をかぶった男性。レッドブルの応援かと思いきや、ジャージーのファスナーを下ろすと、「レーシンググリーン」の色鮮やかなアストンマーチンのチームシャツを着こんでいた。帽子もレッドブルのカバーを外し、グリーンにチェンジ。男性は「アロンソ!」と発し、元世界王者フェルナンド・アロンソの応援であることも明かした。

 F1公式インスタグラムは「次の動きを決して知られてはならない… この鈴鹿のファンの芸術品」とつづって動画を公開。一瞬で“鞍替え”した男性の仕掛けに対し、海外ファンからは絶賛の声が上がっている。

「恥ずかしがらないで。その下にはフェラーリのシャツが隠れてるんだろう」
「日本のF1ファンはアーティストだ!」
「彼は今週末の紛れもないスターだ」
「フェルスタッペンのアストン行きは決まりだね」
「ホンダファンの基本(笑)」
「みんな心の中ではアロンソファンなんだ」
「本物のファン」
「アストンマーチン、この男にパドックのおもてなしを与えてやれ」
「日本のF1ファンはクールだ」
「彼はホンダファンだ」

 レースはレッドブルのマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウィンで3年連続の優勝。アロンソは6位入賞を果たした。

(THE ANSWER編集部)