3年ぶりに茨城GC東Cで開催

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)などが16日、国内メジャー初戦のワールドレディスサロンパス杯(5月2〜5日)の大会概要を開催コースの茨城GCで発表した。同大会は08年からメジャー大会に昇格。09年から茨城GCで開催しており、東C、西Cを2年ごとの交代で使用している。今年は21年以来、3年ぶりに東Cでの開催となる。

 出場選手は120人で、賞金総額1億2000万円(優勝賞金2400万円)。米ツアーを主戦場にしている古江彩佳、西村優菜、勝みなみ、稲見萌寧も出場が決まった。昨年優勝者で今季から米ツアーに参戦している吉田優利、19年大会覇者の渋野日向子は出場リストに入っていないが、パリ五輪の出場権獲得を目指す古江らにとっては世界ランキングの順位を上げる大きなチャンス。そんな見どころも踏まえ、JLPGAの小林浩美会長は力を込めて言った。

「今年もワールドレディスサロンパス杯を迎えることをうれしく思います。今年は初優勝の扉をたたく選手が多く、既に3人がそれを達成しています。さらにアメリカから帰ってくる選手もいます。この春のメジャーが非常に楽しみになってきました」

ワールドレディスサロンパス杯2024の大会概要を発表したJLPGA小林浩美会長ら大会関係者【写真:柳田通済】

 コースコンディションは昨年大会の終了後から整えているといい、既に高速グリーンの状態が仕上がっている。総距離は21年大会の6630ヤードよりも35ヤード長い6665ヤードに設定。ラフは60ミリを予定しており、コースコンディション担当の茂木宏美プロは「東コースは花道を使えない状況がかなり多いので、どのような球筋で攻めていくのかが、見どころになります」とコメントしている。

(THE ANSWER編集部)