パナソニックオープンレディース第2日

 女子ゴルフの国内ツアー・パナソニックオープンレディース第2日が27日、千葉・浜野GC(6669ヤード、パー72)で開催された。25位で出た竹田麗央(りお・ヤマエグループHD)は6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算9アンダーの14位に浮上。首位とは4打差だが「最終日は7アンダーを出したい」と爆発を見据えた。伸ばし合いの大会でツアー史上初となる初優勝からの3週連続優勝の期待がかかる。

 最終18番パー3はパー。21歳の竹田は「今日はノーボギーで回れたのが良かったです」と安堵の表情を浮かべた。初日は69で3アンダー。悪いスコアではなかったが、バーディー合戦の中では出遅れ、首位発進の蛭田みな美には6打差をつけられた。

「パットのタッチが強すぎた」と反省。この日は「ラインに乗せるようにして打つ」と決め、6バーディーを奪った。状況判断で迷った際は、男女ツアー歴代最多の通算39勝(非公認)を誇る清水重憲キャディーに頼ったという。

「7番(パー4)、ピンまで残り105ヤードが近く見えたので50度(ウェッジ)で打とうかどうかと迷っていたら、『ピッチング(ウェッジ)の方がいい』と言ってくださいました。それでワンピン(2メートル半)についてバーディーが獲れて良かったです」

 かつて上田桃子やイ・ボミのバッグを担いだ優勝請負人のサポートを受け、期待がかかるのは鈴木愛、全美貞に続くツアー史上3人目の3週連続優勝。しかも、初優勝から達成すれば史上初の偉業だ。13アンダーの佐久間朱莉、尾関彩美悠、天本ハルカとは4打差。もう一つの願いは、元プロゴルファーの母・哲子さんの誕生日を快挙で祝いたいところだ。

「明日が母の(56回目の)誕生日なんでいいプレーを見せたいです。今日が6アンダーだったので、7アンダーを目指します」

 初優勝のKKT杯バンテリンレディス、2勝目のフジサンケイレディスクラシックとも最終日のバックナインに強さを発揮した21歳。最終日は序盤から爆発力を発揮し、優勝に届くか。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)