米専門メディアが精神面に注目

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手の“タフネス”ぶりに、米メディアが驚きを見せている。開幕直後に発覚した元通訳・水原一平被告の違法賭博関与と銀行詐欺による訴追で、周辺が騒がしくなる中でのプレーとなりながらも、ここまで好成績をマーク。米専門メディアは、大谷が語った“睡眠”に関する話題に注目。「十分な休息を欠いたにもかかわらず、攻撃面においてキャリア最高のスタートを切っている」と驚いている。

 22日、米専門メディア「ドジャース・ネーション」は「ショウヘイ・オオタニ、イッペイ・ミズハラの事件で睡眠不足になったと語る」といった見出しで記事を掲載。「仕事上、あるいは私生活上の問題に数週間対処したのち、ロサンゼルス・ドジャースのDHであるショウヘイ・オオタニはよく眠ることができるようになった」と記した。

 14日(日本時間15日)に水原被告が罪状認否のため米連邦裁判所への出廷後、大谷は精神状況などを告白。記事では水原被告が出廷した同日のジャイアンツ戦で右中間本塁打を放った活躍に触れつつ、試合後のメディア対応をクローズアップした。その中で、事件発覚当初はあまり眠れなかったことや、事情聴取などを終えてからはよく眠れるようになったといった趣旨の大谷の発言について触れている。

 その上で「十分な休息を欠いたにもかかわらず、オオタニは攻撃面においてキャリア最高のスタートを切っている」と記した。49試合消化時点で「打率.365、出塁率.425、長打率.655そして13本塁打、17二塁打、13盗塁、34打点」という成績を紹介。睡眠不足でも驚異的数字を残し、MVP争いまでする大谷に注目していた。

(THE ANSWER編集部)