敵地ホワイトソックス戦

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地ホワイトソックス戦に「1番・DH」で出場し、右腕フェディーから初回に25号ソロを放った。2戦連続の先頭打者アーチ。10試合連続打点の球団新記録となった。地元ロサンゼルスの実況席からは10戦8発の驚異的ペースに賛辞連発。「形容詞が足りない」「このスポーツの限界を破壊してしまいました」などと実況と解説がやり取りしていた。

 初回、大谷はいきなり右翼席へ25号。甘く入ったボールを逃さず、軽々とスタンドに運んだ。打球速度113.9マイル(約183.3キロ)、飛距離437フィート(約133メートル)の豪快弾。悠々とダイヤモンドを一周した。

 これで10戦8発、年間49発ペースに上げる爆発ぶり。球団新記録の10試合連続打点も記録し、大興奮となった米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況席では“賛辞合戦”になっていた。

 実況のジョー・デービス氏は打った直後に「マーベラスな一打だ! ショウヘイ・オオタニがまたやった! 開いた口がふさがらない! 畏敬の念を抱かせる! それも毎晩毎晩だ!」と絶叫。解説を務めたMLB通算204勝のオーレル・ハーシュハイザー氏も「頭を振ってしまうよ。嘘だろ、またかよ……ってね。評判通り、どころか評判以上だ。チームメートでさえも信じられないようだ」と続いた。

 大谷に対するやり取りは止まらず、ハーシュハイザー氏は「ドジャースのユニホームを着たショウヘイのパフォーマンスを表現する形容詞が足りないよ。ドジャースの一員になる前は、規格外だった」と“規格外”の表現すら超える存在であると指摘。デービス氏も「本当にそうです。彼はこのスポーツの限界を破壊してしまいました。数百年の歴史があるスポーツを、彼の意思のままに捻じ曲げてしまったんです」と力説した。

 大谷は前日のホワイトソックス戦でも先頭打者弾を放っており、これで2戦連発。ドジャース公式誌「ドジャー・インサイダー」のXによると、この時点でのシーズン9試合連続の打点は1955年のロイ・キャンパネラ以来、球団では69年ぶり、ロサンゼルス移転後としては初の記録になっていたが、25号で10試合連続に到達。球団新記録になった。

(THE ANSWER編集部)