全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は19日、ゴールデンウィーク期間(27日〜5月6日)の予約状況を発表した。海外旅行需要が前年から上向き、国際線の予約者数は、ANAが前年比13・4%増の19万3千人、JALが同9・4%増の17万7千人となった。

 足元では円安が加速するが、新型コロナの5類移行前だった昨年に比べ、国内発の需要が大きく回復したと両社は見ている。ANAのハワイ線の予約者数は過去最高で、コロナ禍前の2019年比でも約2割の増加となった。

 国内線は、ANAが前年比8・3%増の106万人だった。一方、昨年よりセールの額や期間を縮めたJALは、同8・3%減の82万人だった。(中村建太)