国際エネルギー機関(IEA)は23日公表した報告書で、今年の世界の電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の新車販売台数は昨年より2割超多い約1700万台になると予想した。新車の5台に1台以上がEVかPHVになる見込み。中国では昨年販売されたEVの6割以上はエンジン車よりも安くなっているといい、市場の拡大を牽引(けんいん)している。

 報告書「世界EV見通し」によると、昨年の世界でのEVとPHVの新車販売は前年比35%増の約1400万台。このうち中国が60%、欧州が25%、米国が10%で、中国が最大の市場になっている。