神奈川県小田原市で17日、プロのダイバーが小田原城の堀に潜り、底に沈んだごみを取り除くボランティア活動をした。

 ダイビングショップの経営者らでつくる西神奈川ダイビング事業者安全協議会が2015年に始めた取り組みで、今年で5回目。この日は18人のダイバーが二の丸東堀の馬出門土橋付近に潜り、びんや缶などを引き揚げた。中にはスマートフォンや靴もあった。

 約50キロを回収した昨年と比べて今年は少なめだったという。小田原城総合管理事務所の清水蔵(おさむ)所長は「花見客のマナーがよくなったためだろうか。ありがたいことだ」と語った。

 協議会の担当者の滝田叔歳(よしとし)さん(54)は「観光客が気持ちよく来られるよう、これからも日本一きれいなお堀を目指したい」と話していた。(清水敬久)