近畿大学は18日、大阪府東大阪市のキャンパスにある理工学部の校舎で、教室の天井の一部が落ちて学生1人が頭に軽いけがをする事故があったと発表した。

 大学によると、事故があったのは4月8日午前10時35分ごろで、2時限目が始まる前の休み時間。天井の90センチ×180センチの石膏(せっこう)ボード2枚(計22キログラム)が落下し、男子学生の頭に当たったほか、学生のパソコン3台を破損したという。このボードは2003年の改修で設置されたもので、落下の原因は経年劣化だという。

 大学はこの校舎の全教室を点検し、浮きが見られる部分などを補強した。6月末までに東大阪キャンパスの全教室を点検するという。