電動キックボードを飲酒運転したとして、福岡県警は5日、自称・同県春日市職員の女(24)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で現行犯逮捕し、発表した。女は「電動キックボードを飲酒運転してはいけないとは知らなかった」などの趣旨を供述しているという。

 県警南署によると、女は5日午前3時ごろ、福岡市南区横手2丁目の県道で、電動キックボードを酒気を帯びて運転した疑いがある。

 パトロール中の警察官が、ふらつきながら運転する女を呼び止め、基準値の4倍近いアルコールを検出したという。乗っていた電動キックボードは道交法上「特定小型原動機付き自転車」に分類され、飲酒運転は禁じられている。女がレンタルしたものだという。

 春日市は事実関係を確認中とした上で、「事実であれば市職員として決して許されないことであり、市として大変申し訳なく思っている」とコメントした。