兵庫県丹波篠山市で来年開かれる第45回丹波篠山ABCマラソン(同市、朝日放送テレビ、兵庫陸上競技協会主催、朝日新聞社など後援)の第1回実行委員会が25日、市内で開かれた。

 日本陸連公認の篠山城跡マラソンコースで、来年3月2日に実施(午前9時開会式、9時半スタート)。フルマラソンに加えて、2人1組で、それぞれ19キロと23キロを走るリレーマラソンを新たな種目に追加することが決まった。制限時間は5時間20分から6時間半に延長し、マラソン初心者もエントリーしやすくした。参加料は8700円から1万円に改定した(リレーは2人で計1万2千円)。

 一般申し込みは公式サイトで9月2日から。定員はフルマラソンが8千人、リレーは100組200人で先着順。

 1980年代に始まった伝統のマラソン大会で、87年には申し込みが1万人を超えたが、都市部の大会に人気が集まり、今年3月の第44回は定員1万人に対してエントリーが5千人余りにとどまった。実行委は「リレーマラソン導入や制限時間の緩和で、選ばれる大会を目指す」としている。(青木康行)