オンラインゲームのアカウントを売買する「リアルマネートレード(RMT)」の仲介サイトを悪用しポイントをだまし取ったとして、佐賀、滋賀、鹿児島の3県警合同捜査本部は26日、兵庫県姫路市の男子大学生(20)ら4人を不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺などの疑いで逮捕し発表した。

 仲介サイトの他人のアカウントを乗っ取り、自分たちが出品した架空商品の購入を繰り返す手口で、多額の利益を得た疑いがある。犯行に使った複数のアカウントには1万3千件以上の取引と、計1億円以上の出金記録が残っていたという。

 逮捕されたのはほかに、北九州市の無職の男(20)と神奈川県横須賀市の男子高校生(18)、仙台市の男子高校生(16)。佐賀県警は、4人の認否を明らかにしていない。面識があったのは2人だけで、他はSNS上のつながりだったという。