欧州連合(EU)は17日に開いた臨時の首脳会議で、ウクライナに対し防空システムを緊急で供与することを決めた。ロシア軍による同日のウクライナ北部チェルニヒウへのミサイル攻撃を受けたもので、会議後にミシェル首脳会議常任議長は記者団に「数日か数週間のうちに供与する」と述べた。

 EUは今後、加盟国に対し防空システムの生産スピードを上げるよう求め、在庫で使えるものは先に供与していく考えだという。

 チェルニヒウへの攻撃では、3発のミサイルが市内の建物に当たり、少なくとも17人が死亡、78人が病院に運ばれた。