【香川】多度津町漁業協同組合と丸亀市漁業協同組合は、7月1日付で合併すると発表した。組合員の減少や物価高を背景に、合併で事業効率を高め、経営基盤を強化する。所在地の市町が異なる漁協の合併は、今回が県内で初めて。

 合併後の新組合の名称は中讃西部漁業協同組合。現在の多度津町漁協を本所に、丸亀市漁協を支所とする。正組合員45人と准組合員18人の計63人で構成する。両漁協の組合長が今月17日、合併契約書に調印した。

 県内の漁協合併は、2020年8月に仁尾町、西詫間、粟島の各漁協が合併して三豊市漁協になって以来。今回の合併で県内の漁協数は33になる。(増田洋一)