北海道北見市の物産展「オホーツク北見フェア」が18日、高知市帯屋町2丁目のひろめ市場で始まった。両市の姉妹都市交流事業の一環で、15回目。今回は開催日を昨年までの2月から4月にずらし、流氷が去った後の「海明け」の漁で水揚げされた毛ガニなどが並んだ。21日まで。

 主催の北見市側の実行委員会によると、同市が面したオホーツク海では流氷が接岸する2月は出漁できず、これまで北見フェアで「海明け毛ガニ」を販売するのは難しかった。通常は約400グラムで3900円(税込み)という毛ガニは3千円で限定販売され、飛ぶように売れていた。生産量日本一のタマネギをジャガイモの代わりに使うコロッケ「たまコロ」(1個135円)にも行列ができていた。

 実行委の舟山亮真委員長は「毛ガニはこの時期、脂がのって身がしっかり入り、一番おいしい。オホーツクの幸を楽しんでほしい」と話していた。(亀岡龍太)